ワーグナーの自己犠牲

ワーグナーのオペラで多発する、女性の自己犠牲による解決。これをフェミニズム的視線によって批判することがあまりにも稚拙だと僕は思うのだが、それについて述べようと思う。 むろん、僕は文学作品或いはそれに準ずるジャンルにおける女性の自己犠牲が、…

ヴィム・ヴェンダースを観た

もう日付的には一昨日のことになるが、早稲田松竹でヴィムヴェンダースのドキュメンタリー映画2本立てを観てきた。ひとつめはキューバの老齢ミュージシャンを描いた『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』。国家の変遷とそれを乗り越える音楽みたいな感じだっ…

社会的芸術

いつの世も社会というものは問題点で溢れている。そういったものに警鐘をならすのも芸術家の役割のひとつだし、逆に悪い事象があったから生まれた名作も多い。ブリテンの戦争レクイエムなんて最たる例だろう。良心的理由で兵役を拒否し、故郷イギリスが対戦…

ブログ

垂井のブログを見て、ブログを開設してみた。ブログをやるなんて何年ぶりだろう。思えば僕にとって最初のインターネットでの他人との交流の場はブログであった。twitter世代なんて称しているけれど、僕にとってのデジタル乳母車はブログだ。 twitterという文…